よく目にするQRコード

昨日は、ドット・コードに関する記事を掲載いたしましたが、今日は、皆さんおなじみのQRコードについて記します。
 
ドット・コードと同じく、このQRコードもまた、日本で発明されています。
トヨタ系の会社で、自動車部品では、国内最大、世界2位のデンソー社で開発されたものです。
 
しらこばとも、生業(なりわい)であったコンピュータ・システムのエンジニア時代、客先の工場内で、部品や、小さい部品はそれを入れるケースに、当時は、バーコードを貼り付けて管理するシステムを請け負ったことがありましたが、バーコードだけでは情報は品名だけにとどまるなと思ったことがありました。
 
でも、統一商品コードと、店内だけのインストア・コードで、スーパーやコンビニなどのレジで、個売りの生鮮食品以外はすべての商品識別がされているのは、皆さん、ご存知のとおりです。
バーコードの下に印刷されている数字の49と45は、日本の国コードです。桁数や番号の割当は、たくさんの種類がありますが、国内では、ふたとおりかと思います。
 
もっと多くの情報を記載できる、生産ライン用途のコードとして、デンソー社で開発されたのが、(バーコードは1行の情報ですが)2次元のQRコードです。
 
この発明者は、なんと、お昼休みで打っていた囲碁にヒントを得て、開発に着手して、発明されたのだそうです。目のつけどころが違いますね。
 
たしかに、囲碁の終局の白黒の碁石の位置は無限の組み合わせ(つまり、無限の情報)ですよね。白・黒・空き(3とおり)に碁盤の目の数のべき乗なので、昨日のドットコードの280兆をもはるかに超えます。
 
なお、QRは、Quick Response(クイックレスポンス)の頭文字で、現在は、デンソー社から分社化されたデンソーウェーブ社の登録商標だそうですが、四半世紀以上も前に開発され、当時は、工場内の使用だったQRコードを、惜しげもなく、(コンピュータ・ソフトウェアを目的を問わず、誰でも利用、配布できる)オープンソースとして公開されたのだそうです。
4半世紀余の昔のことで、インターネットはまだ揺籃期、まして、スマホなんぞない頃です。
 
いまのような利用の仕方は、開発者といえども、想ってもいなかったことだったことでしょう。
いまでは、ふだん目にするURLのほかにも、入場券、乗車券、航空券、馬券などにまで、用途は多彩ですね。
 
このQRコードを作成するフリーソフトもあるようですが、ネット上でもできます。ご興味のある方は、お試しあれ!
しらこばとWeblogのURLのQRコードを作ってみました。

スマホで確認したら、間違いなく(笑)、自分のブログが表示されました。
これを名刺や年賀状に印刷する利用の仕方もあり、ですね。👍