キツネノカミソリの花咲く頃

しばらく、行っていませんが、当地の近くでは、埼玉・川口市の植木の町、安行で、キツネノカミソリの花が咲く頃です。
昨年、車を(高齢になったので)手放して以来、行動範囲が狭くなりましたが、その気になれば、電車とバスを乗り継いで行ける近場です。
安行の植木の町は、大宮台地(埼玉県の中央部を北から南に伸びる関東ローム層からなる細長い洪積台地)のほぼ南端に位置しています。日本最大級の植木の生産地です。その台地と低地との間の斜面林では、季節によって、雑木林や竹林の中で、さまざまな山野草が咲きます。キツネノカミソリもそのひとつです。

ヒガンバナ科ヒガンバナ属で、ヒガンバナと同じく、葉見ず花見ず=葉は花を見ず、花は葉を見ずの植物で、花が咲くときは、葉は芽生えていません。4月に桜を観に出向いた折、葉を見つけて撮りました。キツネノカミソリ(狐の剃刀)の命名の由来は、この葉を剃刀に見立てて名付けられたのでした。

安行が、日本で1、2の植木の生産地というのは、こちらのサイトに、記述されています。