秋日和に

秋晴れの気持ちのいい一日。最高気温26℃、湿度も低くて爽やかで、洗濯物がすぐに乾きました。
 
昨日に続いて、今朝もルリタテハが1頭、羽化しました。9時頃に気づいたときは、まだ、抜け殻にぶら下がっていました。翅が乾いたところで、指を差し出すと移ってきました。
翅を広げ始めたときの1枚です。
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このあとは、実がいよいよ朱くなったピラカンサの枝に移しましたが、2時間ほど経って、いさぎよく、真っ青な空へと飛び立ちました。
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ホトトギスとユリの葉の食草だけで、華麗なる変身をとげるこの不思議。
一方、ツマグロヒョウモンは、スミレの葉の化身です。
その食草のスミレは繁茂しているので、今年は、保護しないで、自然に任せていますが、その茎で垂蛹となって、数頭、羽化しています。
抜け殻をいくつも見つけました。さらに、這い回っている幼虫がまだ数頭います。
 
秋の日が沈む頃には、ピラカンサの葉陰から、カネタタキのチンチンチンとかぼそく鳴く声がしてきます。写真は鳴かない♀です。♂は、木に近づくと鳴き止み、なかなか姿を見せず、撮れません。
虫かごのスズムシの♂は息絶えてしまい、♀が数匹、まだ頑張っています。
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俳句:
 
人の手を 離れしものや 秋の蝶 高野素十
かのことは 夢まぼろしか 秋の蝶 鈴木真砂女
 
化身して 宙に舞ひけり 秋の蝶 功雪(しらこばと)