しかたなかったと言うてはいかんのです

しかたなかったと言うてはいかんのです」は、13日に放映されたNHKの番組終戦ドラマ」のタイトルです。
孫のもうひとりの祖父から、”ご挨拶とお悔やみ”と題して、昨日、届いたメールで教えていただいた次第。
 
メールにお悔やみと題してあったのは、つい先日、友人の訃報を掲載しましたが、俳優、辻萬長の冥福をお祈りしてのことでした。
彼の最後のドラマ出演がこの「しかたなかったと言うてはいかんのです」でした。主人公の父親役でした。
 
早速、NHKオンデマンドで、(PCで)視聴しました。
 
以下は、NHKの番組案内より
”太平洋戦争末期、帝国大学医学部の医師たちによって捕虜への実験手術が行われ、8人の命が奪われた。命を救うはずの医師が犯した恐ろしい罪とその裏に隠された真実。死刑判決を受けて自分自身と向き合う医師・・・(後略)”
事実に基づくフィクションと記されています。
 
観劇の思い出・・・
メールに記されていたので思い出したことでしたが、
3年半前、孫のもう一方の祖父母(孫は、チチ、ハハと呼んでいます。ママがそう呼ぶ家庭で、それに倣っています。こちらには、じーじ(笑))を誘って、世田谷・三軒茶屋の世田谷パブリックシアターで開演された「シャンハイムーン」を観に行きました。
そのときは、孫はまだ、ママのお腹の中にいました。
それが、一丁前に、おしゃべりするようにまでなりました。
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井上ひさしの中期の名作で、谷崎潤一郎賞受賞作品。中国の偉大な文学者、魯迅(著書:「阿Q正伝」や「狂人日記」など)が、病に倒れ、臨終の日々の物語でした。
魯迅を演じたのは、野村萬斎、そして、妻の役は、広末涼子で、登場人物は6人、場所は、辻萬長演じる書店の主人の2階の一間でのセリフ劇でした。そして、哀しいけれども面白おかしい劇でした。
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今日の名言:
 
「人生」の長い旅をゆくとき、
よくぶつかる二つの大きな難関がある。
第一は「分かれ道」である。
第二は「行きどまり」である。
 魯迅(中国の小説家、思想家)