半夏生 & クワイの葉

今日から、「二十四節気」を、さらに初候、次候、末候の5日ずつに分けた七十二候の「半夏生(はんげしょう)」ですね。
当地も、半夏雨(はんげあめ)が降り続いています。
 
植物の半夏生の写真は、地元で撮った1枚しか持ちあわせませんが、このように、葉が、この季節には、名前の通り半分白くなって化粧しているような草ですね。
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こちらでは、地元名産(岡山に次ぐ産地)のクワイ(慈姑鍬芋(鍬の葉の芋))の葉が茂り始めたところです。
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クワイは、お芽出たいということで、お正月のおせち料理の素材ですね。
これは小粒ですが、大きいのは3倍くらいかな。クチナシの実で色付けすると、もっと、朱みが出て、ほっこりしたやや苦みがあって、美味しいのですが、いまでは、少し、値が張る三段重や料亭の一品です。
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かつては、大粒は扱いに困ることもあり、小粒は油でからりと揚げて、塩を振りかけると、ビールや酒のおつまみにもなるので、農家に直接注文して、親しい方へお歳暮に数kgずつ送っていたものです。
 
俳句:
 
勾玉(まがたま)の 慈姑(くわい)泥より 掘り出せり 林 徹