観梅も含めて、2時間余も歩きました。
戦後すぐに、農業振興のために埼玉県川口地区指導農場として設立された歴史があり、広い敷地で、日本の都市公園100選のひとつでもあります。
そのうち、関東には23の公園があります。有名なところばかりですが、偕楽園、武蔵丘陵森林公園、さきたま古墳公園、日比谷公園、上野恩賜公園、水元公園、代々木公園、昭和記念公園、山下公園、港の見える丘公園などなど。
すべてトライアングルの花壇の白い柵の中では、チューリップが芽を出していました。
大温室の中の熱帯温室で真っ先に観たのは、真っ白い半球形の花のカリアンドラ(ギリシア語で「美しいおしべ」、ボリビア原産)。
ネムノキ(合歓木)の近縁種なので、和名:オオベニゴウカン(大紅合歓)ですが、これは、その白花。
水生温室でも白い花の睡蓮が咲いていました。名札にはホワイト・デライトと記されていました。
サボテン温室では、お馴染みのキンシャチ(金鯱)には花芽が出ていました。
このあと、バードセンターのインドクジャクを観ましたが、恋の季節ではないので、羽は閉じたままでした。
観賞温室は、いつも洋ランが展示されていますが、洋ランの花の形は様々ですが、昨日は、これを知りました。
パフィオペディルム(パフィオペディラム Paphiopedilum)で、原産地は東南アジアで170種ほど自生しているそうです。
名前のパフィオは女神、ペディルムはスリッパ(サンダル)なのだそうです。唇弁が袋状になっていることに由来。食虫植物ではないとのこと。
昨日の記事は、このあとの梅林でした。
さくら広場を一周(600m)するミニ鉄道も運行していました。
坂道を上ったところにある大集会堂「シャトー赤柴」の裏手。
手前は、広いバラ園と芝生です。いまから半世紀ほども昔、国民体育大会に出席された皇太子と皇太子妃(現在の上皇、上皇后)の宿舎に充てられたこともあるそうです。
正面入り口近くには、さざれ石(岐阜県産出)が配置されています。
いままで見たのは、千鳥ヶ淵戦没者墓苑のさざれ石がありますが、それよりも大きく、数も3個置いてあります。
園内は、5分の一ほどが、大改修中(来年3月完成)で、いつもより1kmほど短い3km余の散策でした。
最後に、花壇広場に戻って、大噴水がちょうど立ち上っていましたので、一休みして、グリーンプラザで、小さな花を三つ求めて帰途に就きました。
短歌:
噴水が 輝きながら 立ち上がる 見よ天を指す 光の束を 佐々木幸綱(歌人、国文学者、日本芸術院会員、早稲田大学名誉教授。祖父も同じく歌人・国文学者の佐佐木信綱)
いまは、世界中に希望に満ち溢れた光の束が届くことが、一日も早からんことを祈念いたしましょう。