ノウゼンカズラ(園芸品種) & ナギの挿し木

先日、NHKの気象予報士が、「空に三つ廊下」ありと話されていて、この言葉を初めて知りましたが、三省堂の大辞林にも載っているそうで、「照ろうか・降ろうか・曇ろうか」の三つの「ろうか」を廊下に掛けた洒落だそうですね。(笑)
このところ、梅雨前線が、北上したり南下したりで、この洒落のとおり、安定しませんね。一昨日の当地は、一日のうちで、雨のち曇りのち晴れでした。今日は、曇りのち晴れです。久しぶりに洗濯をしました。
 
そんな中で、お隣さんの庭木のノウゼンカズラの花が、たくさん、きれいに咲いています。
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でも、これは、中国原産のノウゼンカズラではなくて、園芸品種です。花冠筒(筒のように細長くなっている部分)が長くて、花弁の色も鮮やかな紅色です。
アメリカノウゼンカズラとの交雑種で、品種名は、”マダムガレン”かな~ です。
正統なノウゼンカズラは、墨田区の向島百花園で見たことがあります。これは、そのときの1枚です。
花冠筒が短いのが、これではわかりづらいのですが、花弁の色もこのようにオレンジっぽくて、違いがあります。
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今日は、晴れたところで、ナギの木の挿し木をしました。ネットで調べた限りでは、この木は、取り木も接ぎ木も、挿し木もできないと記されている記事ばかりですが、初めてのトライです。若い枝先を30本ほど挿してみました。
 
これは、和歌山・熊野速玉(はやたま)大社の御神木由来で、巫女さんからいただいた10cmほどの苗木から育てたものですが、あれから15年経ち、わが家の庭には大きくなりすぎたので、半分に切りたいのですが、枯れたときの予備です。うまく、根が出るかどうかは、はてさて。
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葉脈が縦方向で、引っ張っても切れないので、葉は、良縁と金銭との縁結びのお守りなんですよ。それにしては、ご利益がなかったな~(苦笑)
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なお、挿し木にはルートン、その後、根が出たところでは、また、発根を促したい植木にはメネデールを使用しています。
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俳句:
 
たのみたる 雨雲それぬ 凌霄花(のうぜんか) 高橋淡路女
塵とりに 凌霄の花と 塵すこし 高野素中