川口市の埼玉県花と緑の振興センターへ出かけました。2月に椿の観賞に行って以来でした。先月は立ち寄ったのですが閉園中でした。今日は開いていましたが、出会ったのは,ふたり連れと施設の方だけでした。
高台の東園に入ると、テイカカズラが咲いていましたが、もう、散り際でした。
藤原定家が、成就しなかった恋の執心で定家葛となり、式子内親王の墓に絡みついたという伝説(謡曲や能の題材にもなったそうな)に由来するそうです。
美しいストケシアの白花が咲いていました。北アメリカ原産だそうです。
栗の花の独特の匂い?臭いがしていましたので、すぐわかりましたが、ブラシ状は雄花ですね。その根元に、写真では1か所写っていますが、雌花があります。
この栗の名札には「利平」と記されていました。調べると、大きくておいしいそうで、ゆで栗の味は最高だそう。
この木の隣には、トゲナシ栗がありました。イガが少ないのだそうです。秋に行ったときは、気を付けてみることにします。
果物のフェイジョアの花が咲いていました。白い部分は花弁の外側で、これから開くと、内側は紅い色。ということで、全開直前です。花も甘くて、虫が寄ってきて、受粉すると、あの実ができるというわけですね。径が5cmほどの花でした。
ここで、ひと休み・・・ ここは、入園料無料なんですよ。👍
西園へ下りました。今日の主目的は、サツキの花を観ることでしたが、ほとんど、散っていました。ここには、200以上もの銘品種が集められています。中には、もういまでは、滅多に販売されていない品種が数々あります。
サツキ栽培を始めた40数年前、はじめて入手した、紅に底白の「湖畔の月」も、ここにはあります。まもなく剪定されるころなので、新芽を3本、いただいてきて、挿し木をしました。花泥棒~(苦笑) 挿し木のコツはわかっていますので、出根するとは思いますが、存命中に花が観られるかどうかはわかりません。
わが家の紫陽花も紺碧と真白ですが、この園でも、この2色しかありません。わが家の比ではなく、見事な咲き具合でした。
ということで、久々の訪問で、植物たちとの対話を、1時間余、楽しんできました。
俳句:
緑陰を 大きな部屋として使ふ 岩淵喜代子
万緑に 碧き空をも 領しけり 功雪(しらこばと) 領す=独り占め