「君たちはどう生きるか」 アカデミー賞受賞!

本題の前に3.11で犠牲になられた方々へ哀悼の意を表します。
 
10日(日本時間11日)に開催されたアカデミー賞授賞式で、宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」が 、長編アニメーション賞を受賞しましたね。
英語のタイトルは、「The Boy and the Heron(少年とサギ)」だそうです。
鳥はペリカンやインコもたくさん登場しますが、主人公の少年、眞人の(戦時中の)疎開先のお屋敷の池の主のようなアオサギが象徴的な存在です。
 
昨年、2023年7月14日、事前のプロモーションは無くての異例な公開でしたが、すぐ、3日後に観に行ったことでした。
 
宮崎駿監督は、古希を過ぎて、2013年の「風立ちぬ」をもって引退を宣言されていましたが、それから10年、米寿を越えて、再び、この作品を世に出して、このたびの受賞です。👍️👍️👍️
 
その「風立ちぬ」は、妻が帰天して、悲しみが癒えない半年ほど経った頃でしたが、これも観に行きました。
涙を流しながら観たことでした。
そして、下記の「今日の名言」に記したように、”いざ生きめやも”で11年、生きてきました。
 
下記のリンク先は、前にお世話になっていたブログのサイトでの記事でしたが、こちらへ転記済みです。
なお、この作品のアニメは、昨今のデジタル技術によるものかと思っていましたが、ひとつひとつのコマの手作りの絵からなっているのだそうで、7年ほども費やされたようです。脱帽です!
 
小生は、絵心がないので、アオサギの写真を3枚だけ貼っておきます。😁
東京都立9庭園のひとつ、清澄庭園(江東区)で、入園者に慣れているとみえて、眼の前に飛んできたところで撮りました。

これは、かつて、畑作をしていたころ、周りの田んぼでとりました。
ふだんは、1羽で、なにを考えているのかと尋ねたいほどの姿勢で突っ立っていますが、このときは、告白しようかと思案中のような😁、雌雄?のように見えました。

いつも、じっと立ってばかりではなく、採餌中のアオサギさんです。

最後に、青い鳥ではないのに、青鷺(アオサギ)といいますが、日本人は古来、曖昧な色を総じて、青と言っていたのだとか。
遠くに灰色に見える山を青い山とも言いますよね。
 
いつものように本題から外れたところで、お終いとさせていただきます。^^;

 

今日の名言:
 
Le vent se lève, il faut tenter de vivre. ポール・ヴァレリー(フランスの詩人、小説家、評論家)の詩「海辺の墓地」の一節
堀辰雄の小説の題名ともなった「風立ちぬ」の序曲に、この詩の訳が出てきます。
堀辰雄の訳: 「風立ちぬ、いざ生きめやも
その作品は、彼、堀辰雄の婚約者が結核で亡くなったことが題材になっているそうです。
生きようか、いや・・・ やはり生きなければならないか・・・という心の葛藤を”いざ生きめやも”の7文字で表現しています。