時季を失してしまいましたが、6月11日~15日ごろは、第26候「腐草為蛍」でしたね。
ときどき、紅茶を求めるLUPICIAから送られてくるダイレクトメールの中にサンプルとして入っているTEA BAGのひとつにこの絵柄がありました。
かつて、といっても、東京の郊外からこの地に転居してきた半世紀前までは、市内の外れの田んぼでは、ヘイケボタルを観ることができました。
さらに遡れば、母校の有田小学校のそばを流れる白川では、ゲンジボタルが乱舞していました。笹で採って帰って、蚊帳の中で放ち、夜のひとときを楽しんだものです。
時は移り、コロナ禍以前までは、東京・文京区の椿山荘へ観に行っていましたが、今年までは、夜遊びはやめました。
椿山荘の階下からは、秩父山系からの地下水が湧き出ているのだとか。東京の地形って摩訶不思議。
かつては、蛍は、宿泊客のために、千葉県から取り寄せられていた時代がありましたが、自然保護を考慮して、いまは、椿山荘の流れの中で生育しているものだとか。湧水は、すぐ下の神田川に注いでいます。
椿山荘では6月の上旬が蛍の見頃のようですが、今年は、思い立たず・・・ 来年まで生き永らえていれば行きたいものです。
追伸:ゲンジボタルの光の点滅の周期は、西日本で2秒間隔、東日本では4秒間隔、中間の中京や信州では3秒間隔だそうです。