昨日は、妻が帰天して、ちょうど10年目でした。
墓参に行きました。
これは、供花で、霊園で求めたもの。祖母が好きだった金盞花の大輪、そして、まだ早いのですが、母の日のカーネーションほか。
あれから10年。この3年は、コロナ禍で閉じ籠もっていましたが、哀しみの中で独りになってからも、新たな出逢いあり、楽しいこと、嬉しいことがいっぱいの歳月でした。
息子が結婚をして、嫁、孫ふたりにも出逢えました。もちろん、妻に見てほしかったと思います。しかし、先に逝く人あれば、生まれ出る者もあり。
出かける前に庭で撮った数枚。
なんと、鉢植えの「河津桜」が一輪、開花していました。
まだ、河津桜がいまのように有名になっていない頃に、ふたりで、河津を訪ねたことがありました。
晴れていないと開花しないオキザリスで、これは、「バーシーカラー」。花よりも、ねじり飴のような蕾が愛らしい花です。
先日にも掲載した「ヒメリューキンカ」。いまは、日が当たると、いっぱい、開きます。
福寿草もいまにも開きそうで、雀の雛が嘴を広げているように見えますが、春一番が吹くのを待っています。
墓参のあとは、霊園のそばを通る東埼玉道路(国道4号線)を渡って、そうか公園の裏口から入園。
ハクモクレンの蕾がたくさん。
園内には、ハナミズキ(=アメリカヤマボウシ)にもいっぱいの蕾・・・
いい季節には、家族連れで賑やかになる芝生の広場。
池に晩秋から渡ってくる鴨は変遷がありましたが、今では、ほとんどがヒドリガモ。
ときどき、一斉に飛び上がり、芝生へ移動して、草の新芽を啄んでいます。
鴨に混じって、オオバンもたくさんいました。キンクロハジロとほとんど同じ体長です。
池の畔には、満月蝋梅が、名残の花を咲かせていました。
裏口から入園しましたが、公園のエントランスには、2、30本の生きた化石のメタセコイアが聳えています。まだ、裸木でした。みなすべて、美しい円錐形の樹形です。