田植え その2

田植えを見学してから、すぐ近くの元の畑のあたりまで行きました。
工業団地ができるということで、いまどき、工業団地?と思っていましたが、産業団地という名で造成中でした。
工事現場の交通誘導員の方の話では、物流倉庫ができるということでした。
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畑があったあたりの工事現場です。
向こうの鉄塔は、携帯電話の普及を見込んで、早期に建てられた、いまでは、おなじみの通信会社数社の相乗りの電波塔です。
 
畑は、右のすぐ手前にありました。よき思い出の地が、無残にもこのように変容しつつありました。
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東京の郊外ともいえる当市や近隣は、東京外環道路が近くて、交通の便がよく、トラック輸送には最適な立地条件ということもあって、大規模なロジスティクス(物流・保管)の施設が、つぎつぎに建設されています。
 
上の工事現場の左手奥から5年前に撮った畑です。
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手前半分は、親しくしていたバラ園芸農家が使用されていました。ここでは、バラの芽接ぎをされていて、その台木の種を採るため、ノイバラが茂っていました。春には真っ白な花、秋には紅い実を観賞させてもらったものです。
 
奥の半分が、仲間3人の広い畑でした。春先には100本もの豊後梅が咲き、ちょっとした桃源郷でした。
 
そして、この一帯は、野鳥の天国で、国鳥のキジもたくさんいました。ノイバラの茂みで産卵・孵化もしていました。
 
田んぼの畔を歩いていたキジです。キジは、飛ぶよりも、走るのが速くて(オリンピックの選手顔負けの100mを9~10秒)、そうそううまいシャッターチャンスはありませんでしたが、それでもずいぶん撮った中の1枚です。
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そして、柿木田んぼは、東南アジア、オーストラリア、インド、アフリカなどから、はるばるさらに遠くのシベリアあたりまで渡るムナグロやシギの仲間の中継地でもありますが、今年は、飛んでくるのやら。
これは、5月に数十羽の群れで飛来していた旅鳥ムナグロです。
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このようにして、人類が我がもの顔にふるまっているので、いまは、天が怒り、自然が人類に牙を向けているのかもしれません。
 
今日の名言:
 
思いわずらうな。なるようにしかならんから、今をせつに生きよ。 釈迦(ブッダ)