立夏
今日も春の佳き日と書きたいところですが、今日は、もう、夏立ちぬなのですね。
目には青葉 山ほととぎす 初鰹 山口素堂
松尾芭蕉とふたつ違いで、ふたりは、師弟ではなく、友人として交流があったそうです。
しばしば、上五を”目に青葉”とご記憶の方もいらっしゃいますが、”目には青葉”です。
GoogleのAI による概要でも間違っていました。間違いは指摘してほしいとのことでしたので、コメントを送信しました~😁
あえて、字余りにして、さらに、夏の季語をみっつも織り混むのも異例ですが、目には青葉、耳には山ほととぎす、口には初鰹と詠んで、五感のうちの三感(視覚、聴覚、味覚)を並べた名句ですね~👏
なお、当時も、江戸前(東京湾)では鰹は釣れなかったようですが、近いところでは、鎌倉の沖で釣れて、江戸まで、早舟、早馬で生きたまま運ばれたそうです。初鰹はとくに高価だったとのこと。
松尾芭蕉は、鎌倉を 生きて出でけむ 初鰹 と詠んでいます。
こどもの日
先にも記したように1週間早く、孫宅で端午の節句のお祝いをしました。
わが家の床の間には、跳ねる鯉の掛け軸を掛けています。
幸い、当方は、お祝いができますが、日本の出生数は、減り続けていますね。
第二次ベビーブームの1973年の第2のピーク(出生数:209万人)以来、下がり続けています。昨年は、そのピークの36%、76万人弱。
この表は、厚生労働省の「統計情報・白書」にリンクして表示しています。
合計特殊出生率: 15歳から49歳までの女性の年齢別出生率を合計したもので、1人の女性が仮にその年次の年齢別出生率で一生の間に生むとしたときの平均子ども数に相当します。
2040年には、(未婚率も増加傾向ですが)概して言えば、夫婦ふたりで子どもひとりの時代になるということです。
なお、15年前からは、死亡数のほうが多くなり、日本の人口は減り続けています。
遠からず、帰天する身ですが、身近なところですら、老朽化する一方のインフラの維持管理はどうなるのやらと、この老爺ごときが心配したってどうにもならないのだけど・・・ やはり心配です。😁
お祝いのこどもの日に余計なことを記しました。
俳句:
先日、孫の靴が大小・新旧並んでいたので、「いっぱいあるねえ」と孫に言ったところ、ママが「すぐ、小さくなるんですよ。ちょっとしか履いていなくて、きれいなのは、順送りです」と言っていました。👍️ 孫Ⅱ、今秋生まれる予定の孫Ⅲは女の子ですが、みな、お古か~😁
俳句歳時記で、たまたま見つけたこの句を載せます。
子供の日 小さくなりし 靴いくつ 林 翔