草加松原遊歩道まで

午後、気温10℃、風もない冬晴れの中、今日は、ミニチャリで、サイクリングしてきました。
片道一里、車道を避けたので往復ほぼ10km。
電動アシストゆえ、疲れ知らず。(苦笑)
 
先日も行った「蒲生の一里塚」の横を通り、綾瀬川に架かる、由緒ある日光街道の「蒲生大橋」(江戸時代の文献には、大橋土橋という記録あり)を渡ると・・・
橋のたもとの欄干には、高浜虚子の句碑が掲示されています。
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(りょう)す=自分のものにするという意味ですが、ここでは、独り占めかな?
 
川を渡ると、草加市で、ほどなく、草加松原遊歩道の北端に着きにけり。
草加せんべいでも有名な街ですが、この句碑が建っています。
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高浜虚子に師事した水原秋櫻子も訪ねて、「草紅葉 草加煎餅を 干しにけり」と詠んでいます。ずらりと並べて、天日干ししている、せんべいの丸い生地の白さと草紅葉(くさもみじ)を対比して詠まれたのでしょう。
 
草加松原遊歩道」は、綾瀬川沿いの南北約1.5kmの歩道で、日本の道百選のひとつです。
松の本数は、東京スカイツリーの高さに合わせて、少し、補植されて、634本だそう・・・
この季節の風物詩でもありますが、すべてに、こも巻きが施されていました。
かつて、日光街道、国道4号線が松並木の間を通っていた時代がありました。
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市道に架る太鼓橋です。これは、百代(ひゃくたい)で、もうひとつ、矢立(やたて)があります。
いずれも、松尾芭蕉の「おくのほそ道」に由来する名前です。
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今日もまた、往復10kmのサイクリングにお付き合いいただきましてありがとうございました。
 
今日の名言: 百代橋で思い出し、師走でもあるので・・・
 
月日は百代(はくたい、ひゃくだいorたい)の過客にして、行かふ年も又旅人也。 松尾芭蕉