ツワブキの花

先日の散歩の記事で、ツワブキ(石蕗)の花を掲載しましたが、その花はどうも、花の印象が違うなあと思っていました。
そしてそれから、あるお寺の山門の前で、この花を見つけて、ああ、これこれと思ったことでした。
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そして、調べたところ、ツワブキにも、斑入りの葉も含めて、いくつもの園芸品種があることを知りました。
 
いつもの散歩道の河畔緑道の両脇には、ご好意、あるいは、手に負えなくなって、いろいろな花木を植えられる方々がいまして、ずっと以前は、上のような原種系でしたが、いまは、消えてしまって、下のような、たぶん園芸品種に駆逐?されているようです。先日の花の再掲載です。
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石蕗は、やはり楚々とした花弁が似合います。
 
ところで、いつもなら、ほいほい出かける都立9庭園ですが、そのひとつ、文京区・小石川後楽園の渡月橋(中央)、西湖の堤(右)の岸辺には、いまごろ、いっぱい咲いていることでしょう。黄色く写っているのが石蕗の花。
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そして、その右手奥・・・
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こちらの紅葉の見頃は、例年、11月下旬~12月上旬です。この1枚も添えておきます。下にかすかに写っているのは、朱塗りの太鼓橋、通天橋です。
余談ながら、水戸黄門さまこと、光圀公は、各地の名所を模した作庭で楽しまれて、儒学を学んでおられたとのことで、諸国漫遊記は作り話です。
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俳句:
 
静かなる 月日の庭や 石蕗(つは)の花 高浜虚子
夕闇に 石蕗の明りの まだ昏れず 星野 椿
 
おしまいに、庭で咲いたときの1枚です。綿毛のような種を蒔いて、長い年月が経ち、咲きましたが、この2年ほど、咲いてくれません。というか、手入れがわるいからでしょう。
 
妻の眼に 映りし日もあり 石蕗の花 功雪(しらこばと)
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