美麗な花ふたつ

昨日は、35℃まで上がって、猛暑日。今日は、真夏日です。
エアコンは除湿モード。
 
この季節の美麗な花ふたつ・・・
ネムノキの花が咲く時季ですね。近所の用水沿いにもありますが、開花はこれから。
隣の市のそうか公園には4本ほどあり、高いところで咲くので、三脚を使って、望遠で撮ったのを覚えています。
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松尾芭蕉は、おくのほそ道では最北の象潟(きさかた)を訪ねた折、次のような句を吟じています。ネムの花を西施に喩えて・・・
 
「象潟や 雨に西施が ねぶの花」
 

The Narrow Road to Oku - Donald Keene 切り絵: 宮田雅之

当時は、東の松島、西の象潟と称された景勝地、古来、歌枕の地だったとのこと。

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しかし、江戸時代後期、文化元年の大地震で2mほど隆起して、海に浮かぶ島々は、消え、現在は、その島々は、水田の中の小さな山になっているそうです。でも、往時を偲ぶことができるようです。
芭蕉が訪ねたおくのほそ道を追って、東では北端の平泉まで行きましたが、西の羽黒三山と象潟には行かず仕舞いで残念です。
 
もうひとつの美しい花は、やはりこの季節の花、ビヨウヤナギ(未央柳、美容柳)ですね。こちらは、中国・唐代の詩人白居易が、長恨歌の中で、蓮の花を楊貴妃に見立てて、をこの未央宮にあったこの未央柳に喩えたそうです。
これも、そうか公園で撮影。
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