ネムノキの花

当地では、ネムノキの花の時季は、盛りを過ぎましたが、いつもの散歩コースの近所の河畔緑道やそうか公園には、数本の木があります。
 
これは、かつて、そうか公園で撮影した花です。1、2本は、暗い木陰の近くにあり、くっきり浮かび上がった花や蕾が撮れました。雨に打たれる前の開花間もない花はとくに美しいですね。
ネムノキの花_e0413146_22104262.jpg
ネムノキの花_e0413146_22104213.jpg
ネムノキの花_e0413146_22104233.jpg
畏敬する松尾芭蕉が、「おくのほそ道」では、現在の秋田・にかほ市の象潟(きさかた)で、有名な名句を詠んでいますね。
 
俳句:
 
象潟や 雨に西施が ねぶの花
 
奥細道菅菰抄」(江戸中期の俳人、蓑笠庵梨一著)によると、”雨にけぶる象潟は、悩める美女西施を思わせる合歓(ねむ)の花の風情と通い合い、美しくもさびしさを深めている”と記されているそうです。
 
象潟: 江戸時代には、東の松島西の象潟と並び称された景勝の地だったそうですが、文化元年(1804年)の象潟地震で海底が隆起し、陸地化したそうです。
与謝蕪村や小林一茶も訪れた記録があり、のちに、正岡子規も訪ねたそうです。
しらこばとは、行きたいと思いつつも行かず仕舞い。(残念!)
 
西施は、中国古代四大美女のひとりといわれ、楊貴妃もそのひとり。しらこばとが愛しんでいる美しい朱いメダカは、楊貴妃です。(笑)