「H3」ロケット打ち上げ成功!

H3」の初号機は、昨年3月に失敗しましたが、今回は成功して、積んでいた2基の人工衛星も無事、分離されました。👍👍👍
 
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の名がニュースで飛び交っていますが、JAXAは発注元で、業務は打ち上げの安全管理のみ、事実上の開発および打ち上げ関連業務のほとんどは三菱重工で、IHI(旧社名:石川島播磨重工業)も協力会社です。
それぞれの傘下には、ほかの大企業はじめ、中小企業、零細企業の卓越した技術に支えられています。
 
遠い昔、「H-IIA」の開発段階でしたが、超零細企業にもお鉢が回ってきて、打ち上げ寸前までのロケット内部の温度・圧力・流量などの制御を管制室との間で通信するシステムに携わったのは懐かしい思い出です。地球とロケットを母子に見立てて、アンビリカル・コントローラと呼んでいました。
アンビリカル: へその緒でつながれた
 
とある大企業を飛び出して、独立創業して7年後(1997年)に受注できた案件でした。
その後、「H-IIA」は2001年に初号機が打ち上げられました。これまでに48機打ち上げられて、6号機が失敗しましたが、成功率98%。あと2回打ち上げられて役目を終えて、「H3」に移行するそうです。
いやはや、20数年も活躍するものとは当時は、思ってもみませんでした。
なお、「H3」のこの成功は、「H-IIA」の初号機からは23年ぶりです。
これは「H-IIA」です。