タマムシと謎のクリアーボックス

先日、息子が来て教えてくれて、長いこと、開(あ)かずの扉ならぬ箱(クリアーボックス)の引き出しが開きました。👍
中には、たいせつなタマムシ(玉虫)と、蝉と蝶の抜け殻が入っていました。
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息子が中学生のころだったか、マジックに夢中になっていて、そのころ求めた「謎のクリアーボックス」(調べると、いまも売っています)でした。
 
のちに譲り受けて、その箱に、タマムシと抜け殻を入れて、本箱の一隅で、いまも、ずっと飾っています。
数年前、開いてみようとしたのですが、開け方をすっかり失念していて、先日、教えてもらったことでした。
 
箱の対角のコーナーに、親指と薬指を当てて、引き出して、「な~んだ、そんなところに取っ手が隠れていたのか」ということで、長い間の疑問が解けたという次第。
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蝉の抜け殻は、当市の近くの公園で採ってきたもので、蝶は、わが家で羽化したものの名残り。
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そして、このわが宝物のタマムシは、遠~い昔、じーじが、小学生のころ、ふるさと九州の藁葺の実家の縁台に飛んできたのをつかまえて、それ以来、たいせつに保管してきたものです。
 
昆虫採集の標本は、ふつう、背中に虫ピンを刺して固定しますが、これは、夏休みの宿題で出さなかった方でしょう。
もう1匹、虫ピンの跡があるのは、好きな女の子にあげたことを覚えています。(苦笑)
 
これは、無傷で脚も6本残っています。
 
昆虫少年に採集されて以来70年ほどにもなりますが、輝きは失せていません。👍

かつて、奈良の法隆寺玉虫厨子(まむしのずし)は拝観したことがありますが、あちらは、1200年ほども経って、さすがに、色は褪せていたのを覚えています。
 
今日の名言:
 
一度だけの人生だ。だから今この時だけを考えろ。過去は及ばず、未来は知れず。死んでからのことは宗教にまかせろ。 中村天風(公益財団法人天風会創始者、日本初のヨーガ行者)