昨日は、上野の国立西洋美術館へこの↓展覧会の鑑賞に行きました。
かつては、上野公園下まで時間をかけて、車で行っていましたが、電車では東京メトロ・日比谷線の上野駅まで35分で到着。
まさに上野のお山で、地下鉄のホームから公園までは、ずいぶん高低差があるので、JR上野駅内のエレベータを利用。Suicaで通り抜けました。
(昔は、送迎の目的のために入場券を求めていたものですが)いまは、エキナカだけ利用する人のために、一定時間は無料になっているようですね。電車を利用するようになって初めて知った~
公園口は3年前から100mほど北へ移動して、駅舎も瀟洒な造りになっています。
かつて、車で帰りがけにしばしば通った、駅と公園の間の車道がなくなっています。
2月、湯島天満宮へ観梅に行ったときにも上野公園は久々に立ち寄っていましたが、いまは、木々の若葉が美しい時節です。
前日、事前予約をした時間よりもずいぶん早く着いたので、東京国立博物館へ。
70歳以上は、特別展以外は無料で入館できるのです。
まず、向かったのはユリノキ。
ちょうど、花が満開でした。何度通っていても、なかなか、出合えないものですが、グッドタイミングでした。
このあと、本館へ入りましたが、時間の余裕はなく、1階の彫刻の展示のみ鑑賞。
4月8日には、花祭りで、お釈迦様の誕生日の記事を掲載したばかりですが、釈迦臨終の涅槃像が展示されていました。絵画にはよく描かれていますが、本像のような大型の彫刻は珍しいそうです。鎌倉時代の作で、奈良・岡寺保有。
このほか、大黒天立像、毘沙門天立像、弁財天坐像、不動明王立像・・・と鑑賞。
これは、仏堂の荘厳具の華鬘。野草のムラサキケマンは、横から見るとこの透かし彫りに似ているから。
この表慶館の前には、みごとに剪定されたツツジに花が咲いていました。
表慶館の左手の小道に沿って、筑前福岡藩主黒田家の(現在の霞が関にあった)お屋敷の鬼瓦がここに残っています。もともと鬼面はなかったとのこと。
この右手には、鳥取藩池田家の正門があります。お屋敷は、現在の丸の内3丁目にあったと記されています。
昨日は、珍しく開門されていましたので、通らせてもらいました。大きすぎて写真はかなり歪んでいます。もちろん、左手も同じ造りです。そして、この門は、博物館の前の通りに面していて、こちらがお屋敷への入り口。何度も通いましたが、初めて観ました。
東京大学の赤門と並び称される黒門と記されています。
今回は寄らずに国立西洋美術館へ戻りましたが、表慶館の裏手奥の法隆寺宝物館です。
主目的の「憧憬の地 ブルターニュ」展については、明日にでも掲載いたしますが、ご興味がおありでしたら、展覧会公式サイトは、こちら↓からご覧いただけます。