東京都美術館へ「マティス展」

昨日、ときどき薄日が差し始めたところで、ネットで予約して、上野公園の東京都美術館へ「マティス展」を鑑賞に出かけました。
 
観梅・観桜のころから、いつも土・日曜日に、都内でも上野を中心に出かけていますが、いずこもコロナ前に戻ったような賑わいです。
 
暇人だろうにウィークデイに?
株式投資も趣味のひとつで、相場の動きが気になるんです。このところ、値動きは荒いのですが、ちょっとだけ小遣い稼ぎをしています。
 
美術館や博物館は、予約制になったので、長い行列に並ぶことはなくて済むようになり、それは助かりますが、ぶらりとどこかへとは行けなくて、計画せざるを得なくなり、厄介なことではあります。
それにしても、長いこと籠もっていた孤老の身には、交通機関も公園も人いきれに紛れているだけで疲れます。
 
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実は、マティスの絵は好きで、A4サイズが入りマチがあるトートバックの絵柄もこの「赤の大きな室内」です。
これは、10年ほど前に、たしか、東京国立博物館の売店で求めたもので、くたびれていますが、いまなお愛用のバッグ。
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展覧会会場では2階のフロアの作品だけ、撮影OKでした。
 
ニースの室内、シエスタ
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木炭画「コレット
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マティスは、法律事務所の書紀から画家に転じて、第一次世界大戦も第二次世界大戦も経験し、27歳にして絵は国家買上げとなり、画風は、後期印象派の影響を受け、その後、独自の画風を生み出して、油絵だけでなく、彫刻、木炭画、そして、晩年には、切り紙絵を手掛け、教会の内装や上祭服のデザインなども制作して、84歳で亡くなっています。存命中にはほとんど絵が売れなかったゴッホをはじめ多くの画家に比べれば、画家として恵まれた人生だったようです。
この展覧会に関してはこの「美術手帖」のサイトが詳しく記されていますので、リンクさせていただきます。ご興味のある方はどうぞ・・・