身近でも、また、皆さんの記事でも、ソメイヨシノのお花見ができましたが、こちらは、桜盆栽のお花見です。
1年の成果、ここにあり・・・
桜盆栽で、もっとも代表的な品種は「旭山」です。
マイ・ミニ盆栽の旭山もあと数日で、満開です。
花の径は3cm余。地植えでも、樹高2、3mの矮性の桜ですが、桜の花の中では中輪です。
もうひとつ、富士桜の一種の雲竜桜「湖上の舞」は、散り始めました。
この桜の花径は、1cmほどと極小輪です。幹から、鉛筆の半分ほどの細い枝が、その名のとおり、舞うように伸びています。
先日掲載した枝垂れの富士桜は、花は散って、新葉も大きくなっているところです。
盆栽とは言いがたい鉢植えの河津桜ですが、吾亦サクランボと実をつけました。左右の映り込みはチューリップです。
その河津桜も再掲載いたします。
河津桜や、埼玉の安行寒桜(=大寒桜)は、いずれも、オオシマザクラ系とカンヒザクラ系の自然交配種と考えられていて、どちらも50年ほど昔、発見されたものですが、上の実の種を植えても同じ河津桜にはならないはずです(品種名のある桜は、みな、実生ではなくて、接ぎ木で増やされています。もちろん、ソメイヨシノも・・・)。試してみたいけれども、花が咲くまで、わが身がもちませぬ。
以上、桜花爛漫ではありませんが、わが家の小さな桜も
どっこい生き永らえています。
今日の名言:
梅は匂いよ 桜は花よ 人は心よ 振りいらぬ 「山家鳥虫歌(さんかちょうちゅうか)」(江戸中期の民謡集)より
梅はその香を、桜は花の美しさを、そして人は心を愛(め)でよ。振りいらぬ(=外見を飾りつけて装うことなどどうだっていい)。