上野公園 & 国立科学博物館

昨日は、湯島天神を後にして、上野公園へ向かいました。
2~300mも歩くと不忍池で、池畔を半周ほど歩けば、上野公園ですが、若いときのように闊歩することはできないので、タクシーで JR上野駅の公園口へ向かって、そこから、公園内を散策しました。
 
国立西洋美術館は、館内整備のため1月から3月中旬まで休館になっていました。
フェンスの上からの数枚。
前庭は、植栽もなくして、すっかり模様替えがされていました。
世界遺産委員会より設計者、コルビュジエによる設計の意図を正しく伝えていないと指摘されて、ロダン作ほかの彫刻も一部、配置が変わっていました。
コロナ禍で長く休館になっていたところで、改修されて、開設時の姿に戻したとのこと。
 
ダンテの「神曲」に着想を得て創作された「地獄の門」の位置は変わっていませんでした。
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これは、3年半前に、学友3人で訪ねた折に撮ったもの。
地獄の門の上の方で、地獄に堕ちた者たちを見ながら、思索している人が「考える人」
地獄に堕ちるのは、近いうちのプー沈も?155.png
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それを大きくして、別のひとつの作品としたのが、ご存知の「考える人」
配置が変わって、向きも変わっていました。
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これもロダン作の「カレーの市民」
イギリスがフランスに侵攻したときのフランス・カレーの市民の姿。
配置が、建物側に移動されていました。
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このあと、東京都美術館の2階にある上野精養軒が開いているレストランでランチ。
一人席の窓からのエスプラナードの眺め。
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正門を入ったところにある彫刻「my sky hole 85-2 光と影」
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正門の前が、上野動物園。シャンシャンが中国へ行ったばかりですが、正門には、それに関わる展示はなく、いつものゲート周辺でした。
 
その後、取り立てて観たい展示もなかったので、国立科学博物館へ。
博物館の前の林の中に立つ、野口英世像
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国立科学博物館は65歳以上は無料。
ほとんど観尽くしていますが、常設展示室(地球館・日本館)のうちの地球館の展示を観て回りました。
 
いつも最初に入るのは、恐竜の展示室。105.png
まだ幼い子どもが、「ティラノサウルスだよ」といっしょのパパに向かって叫んでいました。興味があると何でもよく覚えるものですね。👍
これは、6700万年前頃に生息していた史上最大の肉食恐竜の実物の骨格。体長13m。体重9トン。
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同じ時代に生息していた植物食の恐竜「トリケラトプス」 ここではこれも実物の骨格とのこと。
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恐竜にも羽毛が生えて、体温を保持しているものも現れたとのこと。抱卵にも役に立つように進化して、一部は、木から木へと飛ぶ恐竜もいたらしい。
恐竜が巨大化する前、1億5000年前には、小さな恐竜もいて、進化して、始祖鳥のようなものも現れたとのこと。ただし、恐竜と鳥類の境界は明確でないらしい。これは、始祖鳥の一種。
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猿人・原人・旧人の化石も展示されています。
これは、われわれホモ・サピエンスと4万年ほど前まで、両存していたネアンデルタール人。いま、DNAの鑑定で、異種間交雑があったのでは?ともいわれ始めました。
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博物館の出口にある体長30mのシロナガスクジラ。陸で進化した哺乳類が、一部、海へ還り、巨大化。史上最大か否か、もう少し大きい恐竜もいたとの研究報告もあるそうです。
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上野公園へは、次は、東京都美術館で開催されるマチス展かな。
 
昨日は4万歩。104.png まずは元気で、好奇心を失うことなく、コロナ以前の生活を取り戻したいもの。105.png