人形のまち、岩槻まで

如月の晦日。なんと、四月並みの気温でした。陽気に誘われて、出かけた先は、人形のまち岩槻(さいたま市岩槻区)。人形店が並んでいますが、老舗の東玉へ。
孫Ⅱの(端午の)初節句にと、名前旗を注文してきました。
これは、サンプルです。高さ45cm。

孫Ⅰのはの刺繍でしたが、孫Ⅱは昨年生まれで、この干支のと月の絵柄にしました。
兜の飾りは、類似の品も展示されていましたが、これは、4年前の孫Ⅰの初節句に求めたもの。今年は、この両サイドに、名前旗で飾ります。

店内には、時節柄、雛人形五月人形が、1階から3階まで、見て回るだけで疲れるほど展示されていました。撮影はどうぞとのことで、たくさん撮らせていただき、数枚を掲載します。

東玉総本店には、人形工房もあり、見事な職人技で制作されています。
 
この建物は、東武鉄道の岩槻駅の駅舎で、和風建築の「白壁」のイメージと瓦調の美しい屋根で、人形と岩槻城址のあるまちらしい造りです。

駅の2階から、ガラス越しに、東玉総本店を撮りました。

岩槻を中心に、越谷、草加は、人形工房が多いんです。江戸時代初期、東照宮造営に京の絵師・仏師や飛騨の大工棟梁など各地から匠が、日光街道を通った際に、この地に居着いた人もいて、なお、この一帯は、古来、桐を産していて、桐の箪笥や下駄が生産され、その桐のおがくずが、人形の材料に適して、以来永々と引き継がれてきたということです。