キリスト教(カトリックほか)では、昨日11月1日の諸聖人の日に続き、今日2日は万霊節(死者の日)です。
仏教ならばお彼岸のような日です。キリスト教には、彼岸や此岸の概念はありません。
死者の魂のために祈りを捧げる日で、カトリック教会では、”信仰をもって逝った人すべての記念日”と呼ばれています。
カトリック教会の東京にある墓地のひとつ、カトリック府中墓地の写真を掲載します。
調布教会の信徒で、1年間に亡くなられた方々の追悼ミサがここで行なわれた折に撮影した中の数枚です。
広大な敷地に、それぞれユニークな個性のあるお墓が建立されていました。
東京大司教区の多くの神父や修道女をはじめ、聖職者や信徒がここに埋葬されています。
有名人のお墓もありました。「沈黙」や「深い河」を著した遠藤周作氏(訪ねた翌月に東京・麹町の聖イグナチオ教会に納骨されたとのこと)や一世を風靡したゴジラやウルトラマンの映画監督、円谷英二氏のお墓もありました。
墓碑のユニークなフォルムが立っていて、その下にはウルトラマンや怪獣が添えられていました。
なお、東京大司教区の墓地・霊園・納骨堂は、府中墓地のほかにも、文京区関口、港区高輪、あきる野市(五日市霊園)にもあります。
今日の名言:
死者に対する最高の手向けは、悲しみではなく感謝だ。 ソーントン・ワイルダー(アメリカの劇作家)