ケアハウスで5泊6日の体験入居

今日の記事は、まだまだ先の話の方は、パスなさってください。でも、身内にご高齢の方がいらっしゃれば、なにかの参考にはなるかも。
 
外泊先は、ケアハウスで5泊6日の体験入居でした。
 
市の郊外にある5階建ての瀟洒な建物で、周りは、コンクリートの打ちっぱなしの厚い壁で囲まれていて、広い内庭もあり、部屋や廊下や食堂もきれいに清潔・清掃が行き届いていました。
 
利用者の人数は50人足らず、年齢は60代?と思しき女性もいましたが、大方、70代以上でした。そこからデイケアサービスに通っている人もいました。
ほぼ3分の2は女性でした。男性が少ないのは、たぶん、女性が長生きだからでしょう。
単身者がほとんどですが、夫婦で入居の方もいました。
 
ふだん、時間にルーズな生活をしているので、定時の食事時間に慣れるのがた~いへんでした。(苦笑)
朝食(7時)、昼食(12時)、夕食(18時)で、慣れればいいのかもしれません。みなさんと顔を合わせるのは、30分程の食事時間だけ。
コロナ対策で、おしゃべりは慎むようになっていて、皆無口での静かな食事時間でした。
 
食事の内容は、長くいる人はワンパターンだと言われていましたが、ふつうの家庭料理でした。
量は腹八分目程度でしたが、各部屋にキッチンも冷蔵庫のスペースもあり、少ない人は、自分で作っておられるのかも。
 
居間はいずれも8畳くらいで、ウオークインクローゼットやトイレ兼洗面室も広くて、ひとりで生活するには十分の広さでした。
洗濯機もおけるスペースがあり、干すのは1.5坪ほどのベランダ。そこでは、小物の園芸もできそうでした。
隣接した空き地では、畑作をしている人もいました。
 
風呂は、共同風呂で日曜日以外は、夕方の時間帯に入れて、3、4人入れるホテルの浴槽のような造りでした。
麻雀やカラオケができる部屋もありましたが、コロナ禍のいまは、利用者はいなくて、ハウス内はいつも静まり返っていました。
 
歩行補助カートで歩ける人までで、車椅子利用者はいなくて、歩行困難者になったときは、特養ホームへ移ってもらうとのことでした。
 
食事の時間以外は制約はなく、外出も自由なのですが、ついつい、部屋にこもって、なにをするでもなく過ごして、退屈しました。
ある男性の方に尋ねたところ、「テレビを観ているか、昼寝だよ」と言われました。
こちらは、iPadを持参していたので、みなさんの記事を拝読したり、新聞の記事を読んだり、たまに庭や畑に出て、まさに、時間つぶしをしていました。
 
結論としては、自分で買い物や料理をして、気の向くままに外出もできるうちは、入居はまだ早いかなと思った次第です。
しかし、いずれ、お世話にならざるをえないときが来るかもしれないので、(1泊6千円もしましたが)いい体験でした。
 
写真は、外観、室内、庭、畑など撮ってきましたが、掲載は差し控えます。
 
庭に咲いていたバラの花。奥の花はホトトギス
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葉に黄色い斑が入ったヤハズススキ(矢羽ススキ、鷹の羽ススキなど別名がたくさんあり)が、いまちょうど、見頃でした。
そういえば、後の月(十三夜)は29日でしたが、今宵は満月で、今月2度目の満月(ブルームーン)ですね。
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タマスダレも庭のあちこちで咲いていました。大きな実もついていました。3X6個ほどの種が採れますね。
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もうひとつの内庭には、メタセコイアが3本も聳えていました。4階の廊下から撮りましたが、こんな高いところから見下ろすことは滅多にない樹なので、パチリ。
一本は、紅・黄葉が始まっていました。
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長文にお付き合いいただきましてありがとうございました。