驚異への愛慕心 ー 太陽 ー

お日さま、太陽では、なにが燃えている? 正しくは、燃えてはいません。
というのも、(大気圏も含めて)地球上で燃えるというのは、燃えるものに酸素が結びつき化学変化を起こすことです。
激しく酸化するのを燃焼、金属が錆びるのはおだやかな酸化で、通常、前者を燃えるといいますね。
おっと、”心が燃える”も火に見立てての言葉ですね~ 燃えるものがない? ああ、それは可哀想・・・(笑)
 
高度2万メートルを航行する飛行機のジェットエンジンも空気を取り込んで燃料を燃やして推進力を得ていますね。
余談: あんなに高いところを飛ぶのは、空気密度は低くなりますが、その分、空気抵抗も低くなり、燃料消費が少なくなるからだそうです。
 
ロケットが大気圏よりも高いところを飛べるのは、極低温の液体酸素を機体に積み込んでいるから~
 
本題に戻って・・・
先日来、宇宙開闢について記事掲載をしましたが、138億年前のビッグバンによる原子核合成でできた最初の原子は、ひとつの原子核(陽子と中性子)とひとつの電子からなる水素、および、ふたつの原子核とふたつの電子をもつ、水素よりも少ない数のヘリウムで、初期の恒星が誕生したのだそうです。

出典:NASA Sun Fact Sheet

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いまでも、宇宙の全原子の90%(質量では75%ほど)は、水素と言われています。
もっとも、宇宙のふつうに物質と言われているのは5%ほどで、残りは未発見暗黒物質暗黒エネルギーと考えられています。
 
そして、最初にできた恒星が寿命を終えて、爆発してできた第2世代もしくは第3世代の恒星が、太陽だそうです。
太陽の年齢は46億歳で、地球45~46億歳ほど
そして、その太陽は、およそ4分の3が水素4分の1がヘリウムで、その他の元素がほんの少しだそうです。
中心核での熱核融合反応によって水素がヘリウムに変換されて、そこで生じたエネルギーが数十万年かけて表面まで到達して、コロナ(これがほんとのコロナ。ウイルスなんかに付けてほしくなかった~)になるのだとか。
太陽の表面温度は6000度ほどで、コロナは100万~300万度だそうですが、コロナがそのように超高温なのかは、まだ、謎で、仮説の段階で、よくわからないようです。
なお、太陽の色は、子どものお絵描きでは、赤だったり黄だったりしますが、恒星のスペクトル型の分類ではG2Vで、一般に、金色とされているようです。
 
太陽太陽系の全質量の99.86%を占めているそうで、水・金・地・火・木星・・・ 惑星すべて合わせて、わずか0.14%
 
最後に・・・ 太陽までの距離は、およそ1億5千万キロ光速で、およそ500秒のはるかかなた・・・
でも、われわれは、1年で、その周りを1周しますね。地球が太陽のまわりを公転しているスピードは、おおよそ時速11万km(新幹線の400倍くらいかな)。
 
ということで、みなさんが撮影されている日の出や日の入りの写真は、8分19秒前の太陽というわけです。なお、月からの光は1.3秒です。
 
爺の趣味の雑学にお付き合いくださって、最後までお読みいただいた方、ありがとうございます。
ということで、日々の憂い事なんてどうでもいいことですよ。