網ほおずき

古くから親しまれてきたホオズキですが、最近は、園芸店ではあまり見かけなくなりましたね。
浅草の浅草寺では、毎年、7月9日、10日にほおずき市が開かれています。
昨日の記事でも掲載した安行では、道の駅「川口・あんぎょう」併設の川口緑化センター「樹里安」でもほぼ同じ時期の七夕まつりで、朝顔といっしょに、立派な鉢植えが販売されます。
今年、朝顔は、庭で種から育てましたので、出向きませんでした。
今日は、ときどき作る網ほおずきについて記します。

ペットボトルの上部を切り広げて、このほおずきの実を詰めて、水に沈めます。蓋になるものを載せて、庭先に2か月ほど放置しておくと、表皮(萼)が腐ります。それを水洗いすると、網ほおずきができあがります。

中の赤い果実(漿果)は、腐りませんが、次第に、水分は抜けてゆきます。これは、漂白剤に漬けて、茶色の網を白くしています。

これは、さらに、金色や銀色の絵の具を塗ったものです。

庭や畑に植えたままにしておくと、カメムシなどが、表皮を食べて、網状になりますが、それは、虫ほおずきというそうです。

 
俳句:
 
酸漿(ほおずき)の 秘術尽くして ほぐさるる。 鈴木榮子