小庭の花

チューリップ「黄小町」が咲いて、ようやく4品種、すべて咲き揃いました。
日が当たると、花弁が大きく広がるので、朝撮りです。
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蕊を撮りました。
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一昨日掲載した「恋茜」の蕊ですが、「黄小町」とずいぶん違います。
同じチューリップでも花色はもちろん、蕊のつくりも様々。そういえば、バラも、ホトトギスも、品種ごとに、蕊はそれぞれ違いますね~ ??
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桜の盆栽で、最後に、「旭山」が咲きました。これも「富士桜」と同じく、矮性の桜で盆栽向きです。
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清楚なシロヤマブキ(バラ科シロヤマブキ属)の花も咲きだしました。4弁花で、実も一つの花から4個できます。ということは、雌しべも4本。
ヤマブキ(ヤマブキ属)とは同属ではありません。
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昨年、タイツリソウ(鯛釣草)の名で掲載しましたが、正式名はケマンソウ。花を鯛に見立てて、園芸では、別名の鯛釣草で流通しているようです。
これは、未開花で、数日で花弁の先端が反り返ります。4年目にして、釣果はようやく10匹ほど。株がなかなか増えません。
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ケマン(華鬘)は、金属製の仏具で、花鳥を透かし彫りにしたものです。この季節の野草にも、ムラサキケマンがありますね。こんな花・・・
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今年も苔の花が伸びています。正しくは、花ではなく、胞子嚢(のう)です。
盆栽には、苔も大事な存在で、いくつもの鉢で、この胞子嚢が伸びています。
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雄株と雌株があって、受精した雌株の先端の胞子体から出た胞子で生育域を増やすのだそう・・・ 苔は日本では1700種ほどもあるそうです。
5年ほど前、ブラタモリで、十和田湖の成り立ちがメインでしたが、そのとき、苔を研究している自称、コケガールさんがガイドをされて、苔の説明がありました。奥入瀬には300種ほど生育しているそうです。
野草の名前には興味がありますが、苔まで、名前を調べる根性はありませ~ん。(苦笑)
 
俳句:
 
花苔や 石の寿命の 尽きざるも 堀井春一郎  苔の花は、夏の季語です。
打ち水に 浮き出て暮れぬ 苔の花 原コウ子