サツキ

六月になってのサツキの記事です。(苦笑) 関東では、まだ、街路の植え込みでは咲いています。
この紅い花が、もっとも、ポピュラーと思いますが、”大盃(おおさかずき)”という品種ですね。
 
ツツジもそうですが、サツキも、十中八九(じっちゅうはっく)天に向かう3つの花弁に、(点々の)斑が付いています。不思議だな~と思っていましたが、これは、蜜標(みつひょう)というのだそうです。昆虫に、蜜の在り処を知らせる標識だということです。植物も昆虫も、相互依存で、生き延びてきたのですね~
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関東では4月~5月上旬にかけて咲くツツジは、株全体が、いっきに咲き誇り、そして、萎れますが、一方、サツキは、ツツジと入れ替わりに6月中旬頃まで咲き、それぞれ、10日以上かけて、次々に咲きます。
 
これは、昨年、(植木、とくにサツキ、山野草などの栽培でよく使用する鹿沼土の産地の)栃木・鹿沼市さつき祭り(今年は本日で終わり)に出かけた折りに求めてきた「祝い星」という品種です。孫が秋に誕生するというので、たくさんの中から、縁起のよい名前で、これを選びました。(笑)
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サツキは、1本の木で、さまざまな斑入りの花が咲く品種が、多くあります。「祝い星」も、このような花が、次々に咲き分けています。
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サツキ栽培は、昭和40年代半ばに、一大ブームがありましたが、当地では、40年以上続いていた、さつき大会(展示会)は、もう開かれていません。一時は、わが家も、20~30鉢ありました。
本場の鹿沼市では、いまなお、開催されています。昨年の写真を、3枚、掲載します。
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俳句: 
 
庭石を 抱てさつきの 盛りかな 三宅嘯山
 
今日の名言:
 
山あれば山を観る 雨の日は雨を聴く 春夏秋冬 あしたもよろし ゆふべもよろし 種田 山頭火(俳人(自由律俳句))