萌え出づる春

狭い庭も、春めきつつあります。
 
コケ(苔)にも花が咲く?・・・
(富士の溶岩に穴をあけた)石付き盆栽のモミジの根元に苔が這っていますが、いま、そのコケの花が咲いています。といっても、普通の花ではなく、胞子を作る胞子体です。このコケの名前はわかりません。
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目を凝らしてみると、このような姿形をしています。コケの巧妙な仕掛けで、胞子を風で飛ばせて、繁殖しているのですね。
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実生12年目にして、ようやく数輪の花が咲いたロウバイにも新芽が出始めました。
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こちらは、毎年、白い四弁花を咲かせるシロヤマブキの新芽です。
シロヤマブキ: ヤマブキとは別属種
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そして、昨年の春の花の実が、いままだ、枯れ枝の先にたくさん残っています。雌しべが4本なので、4個の実がなります。
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モミジも芽吹き始めました。
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花は、クロッカスが、そろそろ咲きそうです。
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これは、枝垂れの富士桜です。求めたのは3年前。なんとか、枯らさずに育てて、こちらも、そろそろ咲きそうです。
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ボタンの花芽も、毎年、倍々で、10個ほどついています。開花は、4月下旬です。
このほか、チューリップの芽も伸びてきています。
 
和歌:
 
(いわ)走る垂水(たるみ)の上のさわらびの萌え出づる春になりにけるかも 志貴皇子(しきのみこ) 万葉集 巻8
 
今日の名言:
 
不幸というものは、耐える力が弱いと見てとると、そこに重くのしかかる。 シェイクスピア(英国の劇作家、詩人)