今日の名言「青春」

明後日は、成人の日ですね。
しばしば訪ねて、植木や斜面林の草木の記事を掲載していますが、その埼玉・川口市の、当地からみて、もうひとつ先に、蕨(わらび)市があります。この街が、成人式発祥の地なんですよ。
戦後間もないころ、これからを担う若人の日として、「成年式」が挙行されて、いまの「成人の日」につながっているそうです。
ちょうど2年前、蕨城址公園を訪ねました。隣接している「和楽備(わらび)神社」に初詣もしました。写真は、そのとき、公園で撮ったものです。
若人の像の台座には、「成年式発祥の地」と刻されています。なお、いまも、蕨市では、成人式ではなく、成年式と称されているとのことです。
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そして、その向かって右手前には、”青春”の碑が建っています。
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戦後、敗戦国日本へ連合国軍最高司令官として就任したダグラス・マッカーサー元帥が座右の銘としていた、当時、無名の作詩家、サミュエル・ウルマンの詩「青春 」です。皇居にほど近い日比谷の旧第一生命館の占領軍総司令部に掲げられていたということです。
 
Youth is not a time of life - it is a state of mind;
 
今日の名言
 
青春」 サミュエル・ウルマン(アメリカの実業家・詩人・人道主義者) 岡田義夫訳
 
青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相を言うのだ。
優れた創造力、逞(たくま)しき意志、炎ゆる情熱、怯懦(きょうだ、意味:おくびょう)を却ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心、こう言う様相を青春と言うのだ。
年を重ねただけで人は老いない。
理想を失う時に初めて老いがくる。
歳月は皮膚のしわを増すが情熱を失う時に精神はしぼむ。
苦悶や、狐疑(こぎ、意味:疑いためらう)や、不安、恐怖、失望、こう言うものこそ恰も(あたかも)長年月の如く人を老いさせ、精気ある魂をも芥に帰せしめてしまう。
年は七十であろうと十六であろうと、その胸中に抱き得るものは何か。
曰く「驚異への愛慕心」空にきらめく星晨(せいしん、意味:日・月・星)、その輝きにも似たる事物や思想に対する欽迎(きんぎょう、意味:うやまい慎む)、事に處する剛毅な挑戦、小児の如く求めて止まぬ探求心、人生への歓喜と興味。
人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる
人は自信と共に若く 恐怖と共に老ゆる
希望ある限り若く 失望と共に老い朽ちる
大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大、そして偉力の霊感を受ける限り、人の若さは失われない。
これらの霊感が絶え、悲歎の白雪が人の心の奥までも蔽いつくし、皮肉の厚氷がこれを固くとざすに至れば、この時にこそ人は全くに老いて神の憐れみを乞う他はなくなる。