いつもの遊び場でのお花見

春分の日、天気が崩れる予報でしたが、薄曇りの中、お昼からお花見に出かけました。3時ごろには、薄日が差して、いいお花見ができました。
 
これは、安行(あんぎょう)寒桜(=大寒桜)です。
埼玉県南部以外の庭園や公園では、大寒桜の名札が付けられているかと思います。
桜の原種のひとつである大島桜(オオシマザクラ)と寒緋桜(カンヒザクラ、別名:緋寒桜)の自然交雑種といわれています。河津桜(カワヅザクラ)も同じですね。
 
埼玉・川口市の花と緑の振興センター安行寒桜の大樹です。
少し盛りを過ぎて、葉桜になっていました。
その寒緋桜も数本植栽されています。花は俯きに咲き、これで、ほぼ満開です。なお、安行寒桜もやや俯きかげんに開花します。
これは、もう片方の親木の大島桜です。一昨年の四月に、新宿御苑にて撮影。
大島桜は、染井吉野(ソメイヨシノ)の父で、彼岸桜(=江戸彼岸(エドヒガン))が母といわれています。
寒緋桜も含めていずれも、日本の桜の固有種10種ほどに含まれているそうです。現在の桜は600種とも。
 
染井吉野もいくつかの枝で開花していました。
御成婚を記念し、「 雅 」をいただきプリンセス雅(みやび)と命名された桜。
県内の苗木生産者が生産した中で、寒緋桜と別種の間の自然交配と思われる実生苗の中から選抜されたもの。振興センターにて撮影。
染井吉野の母木、彼岸桜(=江戸彼岸小彼岸)です。
小さな花です。
お花見の記事はこれくらいにして、そのほか、たくさんのいろいろな花を観賞してきましたので、数日の間、春の花々の記事を掲載いたします。
 
明日は雨の予報。
その雨で蕾が膨らんで、東京地方は、今週中には、染井吉野の見ごろになりますかね~
 
今日の名言:
 
明日ありと思ふ心のあだ桜、夜半(よわ)に嵐の吹かぬものかは。 親鸞
 
世は無常で、やるべきことは必ず、できるときにやらなければならないということでしょう。 あだ桜:仇桜=散りやすいさくらの花。