安行を訪ねて その3

これは秋の七草のひとつ、カワラナデシコですが、少し色鮮やか?と思いましたら、園芸品種”ミーティアピンク”と記されていました。
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ミズヒキ(水引)の花もよく見かけました。花序があまりに長くて、撮り難い花です。わが腕とカメラではこれで精一杯です。(苦笑)
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ミズヒキは、花弁状の萼4枚のうち、1枚が白く、紅白の水引にたとえた命名だそうです。
 
白いシモバシラ(霜柱)の花も咲いていました。
それぞれ、タデ科とシソ科ですが、色だけは紅白揃い踏みかな。
花も霜柱っぽく見えますが、この茎が枯れ、冷え込む時季になると、茎の維管束の中の水分が凍って、霜柱(霜華)ができるところから命名されたそうです。
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霜華の写真は、ウィキペディア(Wikipedia)から借用させてもらいました。
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花序を撮っていたところ・・・
何匹も飛び回って吸蜜していた、この虫さんは、ハナアブの一種で、どこにもいるホソヒラタアブ(♀)でしょう。
体長は1cmほど。
蜂に擬態しているだけで刺したりしません。幼虫はアブラムシを食べるので、畑の益虫だそうです。
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こんな花にも遭遇しました。
猛毒のトリカブトの一種で、ヤマトリカブトかな~? ネットで確認するために葉も入れて撮りましたが、形がはっきり撮れていなかったので、青葉の季節に再確認です。(苦笑)
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ジュウガツザクラ(十月桜)もちらほら咲いていました。
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これは変わり種のひとつ、以前にも掲載しましたが、マダケの園芸品種(突然変異種)のキンメイチク(金明竹)です。ひと節ごとに交互の側面に、緑の筋が入っています。大きな庭園などで、マダケよりもちょいと目を引く存在になり植栽されています。
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変わり種のふたつ目は、上皇が皇太子であられた頃、発案されて、インドネシアのヒレナガゴイと錦鯉を交配して、埼玉県水産研究所で作出されたヒレナガニシキゴイ(鰭長錦鯉)です。泳ぐ姿が優美です。
皇居東御苑はもちろん、県内の公園の池などに放流されているようです。埼玉県花と緑の振興センターにて撮影。
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台風の余波による雨が上がったところで、散策して、出合った花、実、昆虫、魚は、これで終わりです。お読みいただきましてありがとうございます。