今頃はこの花が・・・

咲いている頃だと思うのですが、ニセアカシアスイバ。
 
仲間に入れてもらって、畑作をしていたころ・・・ 相棒は養蜂をしていて、それも手伝っていました。蜂蜜の採取がメインでしたが、梨やハウス栽培のイチゴの受粉のために蜜蜂の巣箱の貸し出し(貸し蜂)もしていました。
セイヨウミツバチは、冬の間は巣箱の中で、翅をこすって発熱して、冬越しをしますが、晩春から初夏にかけて、気温がちょうど15℃を超えると、採蜜花粉集めの活動を始めて飛び回ります。
といっても、当てずっぽうではなく、先発が、蜜源を探し当てると、巣箱に戻って、仲間の働き蜂に、8の字ダンスと称される踊りや翅の振動や直進で、太陽🌤️と蜜源の方向との角度、および、そこまでの距離を伝えるということです。
 
ちょうど今頃の季節、あるとき、一斉に、一級河川の中川の方向へ飛ぶのを観たことがあります。相棒に尋ねると、「あの方向には、ニセアカシアの樹があるよ」と教えてくれました。数日後、教えてもらった6kmほどのところの河川敷へ行くと、たしかにありました。もちろん、花が咲いていました。
 
ニセアカシアの蜜(アカシア蜜)やレンゲ蜜は、美味しいので高価ですよね。
ただし、中国製には要注意です。相棒が、試しに買い求めて、1、2年経ったのをみせてくれたことがありましたが、なにかを加糖してあり、蜂蜜が(加糖分が上澄みのように)分離していました。
 
植物学上の標準和名ハリエンジュ(針槐)で、北米原産のマメ科ハリエンジュ属の落葉高木です。

そのハリエンジュの近くは荒れ地で、スイバが茂っていました。地方によっては、すかんぽとも呼ばれますね。

雌雄異株です。個体差があるので、雌雄は、花の色だけではわかりません。もちろん、果実ができる方が、雌花ですけれど・・・😁

北原白秋は、ジャワ更紗(さらさ)に例えています。
土手のすかんぽ ジャワ更紗 昼は蛍が ねんねする・・・

このスイバや同属のギシギシを幼虫が食草とするのが、ベニシジミです。周りで、ベニシジミが飛び交っていました。

夏型の♂と同定しましたが・・・ 5月上旬撮影