安行を訪ねて その2

川口市の「ふるさとの森」で出合った花と実と蝶です。
 
春のパンジー/ビオラに代わって、植え込みにたくさん植えられていたカンナの花がまだ咲いていました。真夏の花ですが、秋まで咲く花なのですね。
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ハナミズキ(=アメリカヤマボウシ)の葉が色づき、紅い実がたくさんついていました。
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よく観ると、来年の初夏に咲く蕾がもう出ているのに気づきました。
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同じミズキ科の高木のハンカチノキを見上げると、丸い実がいくつもぶら下がっていました。なお、ハンカチノキは、メタセコイアと並ぶ生きた化石と言われている樹木です。
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初夏に咲いたときの写真を見直したところ、このとき、すでに、花序(はじめは黄色)が黒ずんでいましたが、これが結実したのでした。
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ついでに、散ったハンカチ(花弁)も掲載します。
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タチバナ(橘)の実です。もっと黄色くなります。温州みかんのように甘くなく(酸味が強く)、マーマレード向きだそうです。たくさんなっていました。
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椿の中では早咲き(9月~4月開花)の名花が咲いていました。
加賀侘助の自然実生と言われて、江戸の頃から茶花としても飾られてきたそうで「西王母(せいおうぼ)」」です。
中輪で、侘助(わびすけ)なので猪口(ちょこ)咲きです。
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蝶は、キタテハに出合いました。よく似た(裏翅に鮮明な”Cの斑”が入る)シータテハかと期待しましたが、よく見かけるキタテハでした。秋型の♀です。逆さまになっていたので、そのままです。
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キタテハの枯れ葉に擬態している裏翅には、シータテハほどではありませんが、同じく小さな”C(くの字?)”の斑が入っています。
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同じタテハチョウの仲間のルリタテハの幼虫を、去年はホトトギス(杜鵑草)とユリの葉で、今年はホトトギスで育てましたが、ルリタテハの幼虫のもうひとつの食草、サルトリイバラを見つけました。枝が絡み合っていて、鉤爪(かぎづめ)があるので、「猿捕り茨」の名があるそうです。いまは、丸い実がたくさんついていました。
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