ベニカナメモチの花

先日、元の畑の跡地を見に行った折、撮ってきたベニカナメモチの花です。
畑の向かいに住宅建設会社の園芸部門の敷地とハウスがあり、ベニカナメモチは、住宅の生け垣によく植栽されていたので、育てられていました。
いまは、生垣どころか、塀も垣根もない住宅が多くなって、この木は放置されています。
木が大きくなって、今年も花が咲いていました。
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自生しているカナメモチオオカナメモチを交配した園芸品種ですが、これは、たぶん、レッドロビンという品種でしょう。
公園や霊園(中国では墓樹)でもよく見かけますが、剪定されると赤い新芽・新葉が出て、次第に緑の葉に変化しますね。
ふつうは、よく剪定されるので、あまり、花を見ることはありませんが、半球状の集散花序で、小さな白い五弁の花です。
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俳句:
 
万緑や わが掌に 釘の 痕もなし 山口誓子
療養の後、生命力あふれる季節に、キリストに対比した(罪も名誉もない)凡人としての自己認識かな?
 
万緑に 紅かなめもちの 競ひ合ひ 功雪(しらこばと)
 
今日の名言:
 
死魚は流れのままに流されるが、活魚は流れに逆らって泳ぐ。 内村鑑三(キリスト教思想家、文学者、伝道者、聖書学者)
 
わが家の小さい水槽にも初夏とともに、メダカが孵化して、針子とも呼ばれる2、3mmの稚魚がいまのところ、3匹、浄化ポンプの水の流れにも逆らって泳いでいます。まさにその身は小さくとも活魚なり。(笑)