野の花 その2

斜面林は、自生している草木を守るために歩道が設けられています。
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湧水で育てられている数十株のミズバショウ(水芭蕉)は、花の時季を過ぎていました。
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ムラサキケマン(紫華鬘)も少し盛りを過ぎていました。華鬘(けまん)は、仏堂の荘厳具のひとつで、この花をその透かし彫りに見立てた命名でしょう。
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ホウチャクソウです。この花も、寺院の軒先の四隅に吊り下げられている宝鐸(ほうちゃく、ほうたく、風鐸)に見立てた名前でしょう。
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すみれが、株をなして点在していましたが、ほとんど、このタチツボスミレ(立坪菫)でした。花の色は、淡い紫といわれますが、個体差や地域によって少し違いがあるようです。
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これは、草ではなく、木で、ハナイカダ(花筏)です。葉の中央の主脈で花が咲くという珍しい植物です。花をのせた葉を筏に見立てての名前です。雌雄異株で、これは、雄株の花です。ひとつだけ開花していて雄しべが見えていました。
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秋には、雌株に、1~3個の黒い実がなります。
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キツネノカミソリの剃刀に見立てた葉が茂っていました。”葉は花を見ず、花は葉を見ず”の植物です。
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夏の終わりのころには、このような花が咲きます。
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シャガ(射干、著莪)やヤマブキ(山吹)の花も咲いていました。
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コロナは、夏になり、気温があがり、紫外線が増え、湿度があがれば、収まるのではないかとの識者の話もあります。
 
それを信じて、「堪え難きを堪え、忍び難きを忍び」(太平洋戦争における日本の降伏を国民に伝えられた玉音放送(聞いた覚えはありませんが(笑))より)暮らすといたしましょう。
それにしても、今上(令和)天皇は、天下の一大事に、なにも仰(おお)せになりませんね。
エリザベス女王は、4日に異例のスピーチで、「団結すれば新型コロナウイルスに打ち勝つことができる」とBBCで放送されたとのこと。
 
今日の名言:
 
余分な大理石がそぎ落とされるにつれて、彫像は成長するのだ。 ミケランジェロ
 
天(自然、神?)が与えたこの試練は、「愚かなホモ・サピエンスよ、余分な大理石をそぎ落せ」ということかもしれません。
これを乗り越えた暁には、戦い(経済戦争も)のない、そして、地球を汚す贅を尽くさない、りっぱな彫像が現れることを信じましょう。(^^ゞ