諸聖人の日

いつしか、もう霜月になりましたね。今日、11月1日は、カトリック教会 ♰ では、祝祭日のひとつ、「諸聖人の日(古くは、万聖節と称されたそう)」です。すべての聖人と殉教者を記念する日です。
 
長いこと、日曜日のミサに参加していたカトリック調布教会(東京・調布市)の聖堂のイエスの十字架とステンドグラスで造られた十字架です。
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昨夜は、ハロウィーンでしたね。
元来、古代ケルト人が秋の収穫を祝い、悪霊を追い出す祭りだったそうですが、キリスト教にとっては異教徒の祭りながら、スコットランドでは、「All Hallows(=Saints)' Eve」(諸聖人の日のイヴ)が、短縮されて、いつしか、「Halloween」と称されるようになったのだそうです。
しかし、少なくとも、カトリック教会では、ハロウィーンのお祭りはしません。
そして、明日、2日は、死者の日(=万霊節)です。信仰をもって逝ったすべての人に祈りを捧げる記念日です。
仏教のお彼岸やお盆に相当するような日です。
仏教では、それぞれの故人を悼み、一周忌にはじまって、三回忌や七回忌・・・がありますが、キリスト教では、その概念はありません。唯一あるのが、死者の日です。
 
今日の名言:
 
何事も単純に考えなさい。 心の平安を勝ちとろうとあくせくしてはいけない。 あわてなければ、心は自然と静まる。
この世で寛大さほど強いものはなく、真の強さを身につけた者ほど寛大になる。
フランシスコ・サレジオ(16~17世紀の宗教改革の頃のジュネーヴの司教。カトリック教会の諸聖人の中で、もっとも温厚な聖人と言われている)