目には青葉

こちらは、よい天気で、気温は25℃を超えて、早くも夏日でした。
よい季節ですが、交通機関も高速道路も人も車も少ないGW(今年のGは、我慢のG)となっていますね。
このところ漸減しつつある感染者がさらに減るといいですね。
もちろん、鳥の名の拙者も文字通り”巣ごもり”です。(苦笑)
そんな中、この名句を思い出しました。
 
俳句:
 
目には青葉 山ほととぎす 初鰹 山口素堂(江戸時代の俳人) 鎌倉にて詠む
当時は、鎌倉の沖合(相模湾)で鰹が獲れていて、江戸まで早舟で送られていたそうです。
 
上五は字余りで、季語が3つもある季重なりという俳句の禁じ手ながら、いずれも、粋でいなせな江戸っ子の共感を得て、そして今に残る名句なのでしょう。
 
字余りは、目には青葉耳にはほととぎす口には鰹と並べて、それぞれの幸せを伝えたかったからでしょう。たぶん・・・
 
鎌倉を 生きて出でけむ 初鰹 松尾芭蕉
 
まな板に 小判一枚 初鰹 宝井其角
 
素堂も蕉門(芭蕉の門人)のひとりですが、其角は蕉門第一の高弟です。
 
それはともかく、初鰹は、当時、江戸の町民には、高価で珍重されていたそうです。
 
ということで、今宵は、鰹の刺身を求めてきて、それをつまみに、ひとり酒。(苦笑) カルパッチョ風でいただきま~す。
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川柳:
 
あら大変 昨日何して 何食べた         作者不詳
別腹と いうが 支払い 別じゃない    作者不詳
腹八分 あとはスィーツ どんどこどん 作者不詳
 
今日の名言:
 
望むと望まぬとにかかわらず、余暇時間は増大しており、そうした時間をどう過ごすかで、その人の人生も変わりかねない。 城山三郎(作家)