市内散策 その3

徳川家康の「越ヶ谷御殿跡」の碑と、もうひとつ、50m離れたところにある鎌倉時代(建長元年)に建てられた板碑(いたび)です。
 
この記念碑のある一帯は、徳川家康のいわば別荘で、民情視察を兼ねて、趣味の鷹狩にしばしば訪ねていたということで、御殿が建てられていて、江戸の大火(明暦の大火(振袖火事))に遭った江戸城の再興のために移築されたそうです。
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板碑は秩父地方の緑泥片岩で、舟か筏で運ばれてきたのでしょう。そこに刻されている梵語の梵字種字(しゅじ)は、1字で、阿弥陀如来(キリーク)を表しています。
 
この種字がなにを表しているのか、気になっていた頃、東京国立博物館本館の展示で、関東近辺で見つかった板碑が並べられていて、説明ボードで、たまたま見つけました。左上のふたつの右の方の字体でした。
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「梵字」と題した昨年の記事へのリンクです。