晩秋の小石川後楽園 その1

真っ青な、最後の晩秋の空に誘われて、東京・文京区の小石川後楽園を訪ねました。
水戸徳川家の二代藩主(徳川家康の孫)、水戸光圀公の代に完成したという回遊式築山泉水庭園
こちらからは、小一時間で行けます。東京ドームのすぐ隣です。
 
何度も訪ねていますが、外人さん、シニアが多く、入園券を求めるのに200mも並んだのは、初めてでした。
古く懐かしい「涵徳亭」は、経営者が変わられていて、ふつうの食事処になっていて、外で売られていた、おいしかった弁当は、なくなっていました。
 
昔は、このような黄門様の衣装も用意されていました~
「静まれ ! この紋所が目に入らぬか !」 (笑)
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水戸黄門様が、助さん、格さんをお供に、日本中を漫遊していたという「水戸黄門漫遊記」はあくまで作り物語で、黄門様は、せいぜい、鎌倉あたりから、日光、水戸、房総あたりまで、往来されていたようです。
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中国の廬山(ろざん)、京都の清水寺一帯の小廬山にちなみ、オカメザサに覆われた”小廬山”。
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京都・嵐山の渡月橋にちなむ橋からの大堰川(桂川)を模した流れ。
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中国の名勝地、西湖の堤を模したもの。
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このあたりには、この季節、いつものように、ツワブキの花がいっぱい咲いていました。
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モミジの紅葉が、一番の見ごろでした。
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朱塗りの通天橋は、あいにく、点検中で通行できませんでした。
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関東大震災で焼失したという”清水観音堂”のわきの手水鉢で、かつて、なんども妻とも、ここの有名なおいしい弁当を食べたことを思い出しながら・・・
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この庭園で有名な”円月橋”。渡る橋ではなく、水面に映る影とともに、満月を思わせる、観る橋です。
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