この春の花見 桜の総集編4(おしまい)

4月14日、八重桜の鑑賞に、新宿御苑へ行きました。門が、北側に、新宿門と大木戸門、南側に千駄ヶ谷門の三か所がありますが、駐車場のある大木戸門から入りました。すぐ右手に、大温室があり、そこでも、珍しい植物を観賞しました。そのあたりからの眺望です。この時季の広場の周りの桜は、すべて八重桜です。その向こうの高層ビルは、NTTドコモの代々木ビルです。ニューヨークのエンパイアステートビルに似たようなデザインです。
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八重桜の中でも、多くは、「一葉」(イチヨウ)という品種でした。
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その”一葉”の名のいわれは、1、2本の雌しべが、葉化しているからだそうです。とても美しい八重桜です。
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つぎに多かったのは、「関山」でした。観て回るうちに、枝が、「一葉」とは異なり、暴れているのでも見分けが付くようになりました。花の色は、やや濃い桃色の花です。
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これは、「普賢象」というサトザクラの代表的な園芸品種で、淡紅色の大きな花です。
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1、2本の葉化した長い雌しべの先端が曲がっていて、それを普賢菩薩の乗った象の鼻に見立て、普賢象と命名されたよし。
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これは、黄色の桜、「ウコン(鬱金)」。ウコンは、染色や香辛料に使うショウガ科の植物のウコンに由来する名前だそうです。実際に観た感じは、もう少し、黄色みがかっていました。
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緑色の桜、「ギョイコウ(御衣黄)」もありました。貴族の衣服の萌黄色が名前の由来だそうです。まだ、植栽されて、何年も経っていないようで、若木でした。若木だからなのか、日差しがないからか?、色がいまいちでしたので、5年前に、皇居東御苑(江戸城の天守台や、かの松の廊下跡もある御苑)の大手門寄りのところで、撮った写真がありますので、それを載せておきます。
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これは、「風景式庭園」の一画にあったその名も「福禄寿」というおめでたい名の八重桜です。これも、サトザクラの園芸品種で、園内に5本あるそうですが、これがもっとも立派で、大きな幹を中心に、みごとな半球形(ドーム状)の樹形で、咲き誇っていました。
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こちらは、「整形式庭園」で、西洋風の左右対称にデザインされたバラ花壇と、同じく両側に並んでいるプラタナスの並木です。
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園内では、チューリップも咲いていました。球根の栽培地として有名な富山・砺波市から65年もの間、毎年の上位入賞の品種が、皇室に献上されてきたそうです。今年の6品種が、ここにも植えられたはずですが、パンジーで円形に縁取られて咲いていたバレリーナと、周りのトライアングル状の植え込みには、黄小町と桃太郎が咲いていました。この2品種は、しらこばともタキイから取り寄せて育てたことがあるので、嬉し懐かしで鑑賞。
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今日の名言:
 
たのしみは 春の桜に 秋の月 夫婦仲よく 三度くふめし 5代目市川団十郎(江戸時代の歌舞伎役者)