新宿御苑でお花見

昨日は、新宿御苑までお花見に出かけました。コロナ禍の自粛もあって、4年ぶりでした。
総武線千駄ヶ谷駅で降りて5分の千駄ヶ谷門から入苑。
苑内の案内地図には、広さおよそ18万坪、周囲3.5kmと記されていました。
 
「染井吉野」は、満開をとうに過ぎて散っていましたが、多種多様な八重桜が満開でした。
事前予約の日でしたが、外人観光客が多くて、たいへんな入場者数でした。
なんども春に来ていますが、広いので、できるだけ初めての道を歩きました。
 
お昼になったので、ベンチで、コンビニで求めてきたおにぎりを頬張ったところで1枚。手前の大樹は「染井吉野」。苑内の樹木は、大半が古木、老樹。
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大きな池は、玉藻池、上の池、中ノ池、下の池がありますが、これは、下の池にひっそりと配置されている120年物で日本初の「擬木橋」(ぎぼくばし)
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その橋から見た下の池。対岸の背高のっぽの樹は、ポプラでした。
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ぐるりと回ると、桜は「イチヨウ(一葉)」でした。
有名な八重桜の1品種で、江戸時代後期から植栽されているとのこと。
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雌しべが葉化しているので「一葉」という名が付いたそうです。
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なお、苑内の桜は65品種で、1000本余植栽されているそうです
ポプラのほかにも、もっと高く、下の池の中島に高く聳えていたのは、2本のメタセコイアでした。発見されたのは中国ですが、日本へ移入され始めた昭和25年にカリフォルニア大学から贈られた苗木の2本が、この大樹だそうです。
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桜の下で楽しむ人・人・人・・・
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近づいて、観ると、「カンザン(関山)」でした。この樹もこの苑の八重桜では、一葉と並ぶ代表格です。
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兼六園菊桜」は、はじめて見たような・・・ もちろん、金沢の兼六園ゆかりの桜だそうです。
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「ギョイコウ(御衣黄)」です。花弁が、緑色ないし黄緑色で、咲き進むと中心が赤みを帯びてきます。
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中の池には、黄色い桜の「ウコン(鬱金)」がありますが、昨日は、そちらへはゆかずじまい。
おおぜいの人が写真に収めていたのが「フクロクジュ(福禄寿)」
半球形に樹枝がまとまっていて見事でした。
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「フゲンゾウ(普賢象)」 長く伸びた雌しべを普賢菩薩が乗る象に見立てた名前だそうですが、室町時代に作出された品種だそうです。
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整形式(洋風)庭園には、バラの花壇とプラタナスの並木がありますが、バラはまだ早い季節ですね。でも、だいぶ、茎が伸びていました。写真奥のプラタナスは、芽吹いていませんでした。
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日本庭園へは寄らずに、大木戸門近くまで寄り、さらに、新宿門へ向かいました。
その途中で、ユリノキを見上げたところ、わずかに蕾が開き始めたところでした。この苑には、ユリノキは30本ほどの巨樹があるそうです。そして、上野の東京国立博物館のシンボルツリーもそうですが、明治の初期に30粒の種が渡来したものの1本です。あの樹は、もしかしたら、御苑の何本かと兄弟かもしれません。
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桜の向こうには、NTTドコモ代々木ビルが聳えています。
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このあと、新宿門から新宿駅南口に向かいましたが、途中、バス停のベンチで2回ほど休憩。
3時間余の歩きっぱなしでしたけれども、くたびれました。とうとう、ヤワになってきたかな?148.png 元気なうちに、もう少し遊び回りたいのですが・・・ 105.png