クレマチスの開花

これは、5年前に求めて、狭い庭ゆえ、鉢植えのクレマチスのドクターラッペルという品種ですが、初花が咲きました。昔は、テッセン(鉄線)といったものですが、いまでは、学名から採ったクレマチスのほうが、とおりがいいですね。
 
鉄線の どの蔦(つた)が どの花の蔦 窪田鱒多路
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このほかに、アマドコロ(甘野老)の花が咲いています。半日陰の玄関先と庭の隅で少しずつ咲いています。根茎で延びます。これは、斑入りの園芸品種ですが、山野や雑木林でも自生しているそうです。新芽は春の山菜として食べられ、根茎は晩秋に掘り上げて食べられるそうです。薬草でもありますが、よく似た山野草の(たとえば、ホウチャクソウのような)毒草もありますので、食べないほうが無難です。
園芸店では、聞こえがいいナルコユリ(鳴子百合)の名で、販売されていて、混乱していますが、同属の別種です。アマドコロは、茎を触ると、少し角張った稜があり、一方、ナルコユリは、茎が丸くつるつるしていて、区別がつきます。根の形も違います。
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今日の名言:
 
「香水みたいに思い出を瓶に詰めたいわ。蓋を開けるたび素敵な思い出がそっくり現れるの」 1940年 ヒッチコック監督 アカデミー賞受賞映画「レベッカ」の名台詞