金木犀

十六夜の月見のときに、芳香が漂っていたキンモクセイ(金木犀)を昨日、裏手のお宅の玄関先まで観に行きました。
たしか去年は、強く剪定されたので、観ることは叶わなかったのですが、今年は、ずいぶん枝が伸びていて、木全体が花盛りでした。
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葉腋に、オレンジ色の小さな花が、びっしりついています。
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キンモクセイは、雌雄異株だそうで、中国原産で、花つきがいい雄株が移入されて、種からではなく、挿し木で容易に殖やすことができて、植物園でもなければ、ふつう見かけるのは、雄株だそうです。
ただし、雄しべだけでなく、不完全な雌しべの名残はあるそうです。
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俳句:
 
行きすぎて 金木犀は 風の花 木村敏男
独り居に 木犀の香の 纏(まつ)はりぬ 功雪(しらこばと)
 
金木犀の花言葉:
 
謙虚(香りに反して控えめな小さい花ゆえ) & 気高い人(雨が降ると、芳香を惜しむことなく、潔く花を散らせるから)だそうです。