ホトトギスの花

ホトトギスの花の季節が始まりました。8月4日に、早咲きの「江戸の花()」を掲載しましたが、あれから、ひと月、まだ、ずっと、咲き続けています。そして、ようやく、二番目と三番目の花が開花しました。
いずれも、タイワンホトトギス系の園芸品種です。
これは、「満天の星」という名で、花弁の濃い紫の斑を、その名のとおり、満天の星に見立てての命名です。後ろの蕾は、たぶん、明日開花します。
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もうひとつは、「月姫」です。ホトトギスの雌蕊も雄蕊も、一風変わっていますが、雌蕊の先は、3つに分かれています。その周りに、先端に花粉を含む円形の”葯(やく)”がある雄蕊が6つありますが、”月”という名の品種はみな、その葯が黄色で、それを月に見立てています。花の径は、「満天の星」よりも一回り小さくて、やや窄(すぼ)んでいます。
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愛培のホトトギスは、花遊びのひとつで、鉢植えで、15品種ほども育てています。ときどき、咲いたのをまとめて、秋の花のひとつとしてご紹介いたします。
 
今日の名言:
 
夜をこめて 咲きてむらさき 時鳥草(ほととぎす) 後藤比奈夫
 
今日の名言:
 
幸福人とは、過去の自分の生涯から満足だけを記憶している人々であり、不幸人とは、その反対を記憶している人々である。 萩原朔太郎(詩人)