ヤツデの花序

もうひとつ、冬の花の蕾がありました。大きな葉に隠れていました。
ヤツデの花序のかたまりです。次第に花茎が伸びて広がり、いくつもの小花序からなる円錐状の花序になります。
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わが家からお隣さんへ、たぶん、ヒヨドリが種を運んで、1.5mほどまで育ったヤツデは、もう少し花序が伸びて、広がりつつあるところです。
これから開花すると、蜜源が少なくなるこの時季、ミツバチハナアブハエが飛んできます。そして、実が濃い紫色に熟すのは、晩春・初夏のころです。
 
この花は、自家受粉を避けるために、一つの花が雄花から雌花へ性転換をするという不思議な植物です。咲いたら、また、掲載します。
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俳句:
 
いつ咲いて いつまでとなく 花八手 田畑美穂女
 
路地の空 仰ぐがごとき 花八つ手 功雪(しらこばと)
 
シルバー川柳:
 
日本語に 通訳の要る 三世代 久光サダ子(福岡県 78歳)
動かない エレベーターや 押し忘れ 塩田トキ子(埼玉県 77歳)
なぜ消える 眼鏡と鍵の ミステリー 涌井悦子(新潟県 55歳)
 
今日の名言:
 
今日は、文化の日の振替休日・・・
 
「君たち、漫画から漫画の勉強するのはやめなさい。一流の映画を観ろ、一流の音楽を聴け、一流の芝居を観ろ、一流の本を読め。そして、それから自分の世界を作れ」 手塚治虫
 
後輩の、藤子不二雄石ノ森章太郎赤塚不二夫などのトキワ荘のマンガ青年たちに言った言葉です。そう言われて、みな、食費を切り詰めても、一流の文化を学び続けたのだそうです。そして、彼らは、ご存知のとおり、一流の漫画家になったのでした。