ヒメヤハズススキ

先日、山野草展で求めてきたばかりですが、以前にも、育てていて、枯れてしまいました。
ヒメ(姫)とついている矮性のヒメヤハズススキ(姫矢筈芒(薄)、別名、姫鷹羽ススキ)です。
いい盆栽はなにももっていませんが、盆栽を飾るときに、しばしば、”添え”として配置されるフウチソウ(風知草)などと同じく、添え草になるかもしれません。
ヒメヤハズススキ_e0413146_15090479.jpg
なんだ、ススキとお思いかもしれませんが、秋の七草のひとつです。
立派な庭園にも植えられています。これは、千葉・幕張海浜公園の中の日本庭園(美浜園)で見かけたヤハズススキです。
ちょうど、2年前の七夕の日でしたが、早、花穂が立ち上がっていました。
ヒメヤハズススキ_e0413146_15232920.jpg
七夕の笹飾りが、立てられていました。いつしか、今年も、そんな季節ですね。
ヒメヤハズススキ_e0413146_15344379.jpg
ところで、ヤハズ(矢筈)ですが、矢の端の弓弦(ゆづる)を掛ける部分です。
この斑は、虎斑とも言われますが、矢筈の切込みの形に見立てての名称です。
ヒメヤハズススキ_e0413146_15484359.jpg
ついでながら、しばしば言葉にする、そのはず、~するはずだ、~そんなはずはない、などの”はず”は漢字では筈と書きますね。
語源は、矢筈があり、その切れ込みがあるので、矢筈と弓弦が合うのは当然であることに由来しているそうです。
以上の説明すべて、間違っていない”はず”ですが(苦笑)、間違いがありましたら、失礼! 以上、ススキの草だけで、記事を作りました~
 
俳句:
 
(ねが)ふこと 少なくなれり 星祭 品川鈴子
 
釣鐘草 撞いてみたくも 露光る 功雪(しらこばと)
 
今日の名言:
 
子貢問うて曰(いわ)く、一言にして以て終身これを行なうべき者ありや。子曰わく、其れ恕か。己の欲せざる所、人に施すこと勿(な)かれ。 論語の一節
意味: 子貢(しこう、孔子の高弟)が尋ねました。「一生涯行うべきことを一言でいうと何でしょうか」 先生(孔子)は、おっしゃいました。「それは恕(じょ=おもいやり)であろうか。自分にして欲しくないことは、人にしてはなりません」と。