花、ふたつ

10日ほど前にも、白いホタルブクロの記事を掲載しましたが、これは、昨年は咲かずに、2年越しに咲いたホタルブクロです。「(あかね)という園芸品種です。
アカネという植物の根から抽出する染料が、濃い赤、暗赤色を生み出すので、この名がついたのでしょう。
茜の空もそうですし、とんぼのナツアカネやアキアカネなども、(この文字のような)茜色に因んでいますね。この花色は、ぴったりの色ではなく、紫がかっています。
 
上の萼片(緑の部位)が、反り返っていないので、ヤマホタルブクロの改良種かもしれません。園芸品種ではないホタルブクロの萼片は、上に反り返っているとのこと。
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もうひとつは、ムラサキカタバミ(紫片喰)です。わが家では、幸いというか、地面には蔓延っていないのですが、大きな植木鉢の中いっぱいに芽を出します。ほとんど、抜いて捨てるのですが、少し残した株には、いま、かわいらしい花が咲いています。
南米原産で、江戸時代に観賞用として移入された帰化植物だそうです。
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俳句:
 
かたばみや 何処にでも咲き すぐ似合ひ 星野立子
この俳句の”かたばみ”は、野辺で見かける小さな黄色の花が咲くカタバミでしょう。たぶん・・・
 
今日の名言:
 
予期せぬことにどれだけ出会えるかが一番おもしろいところ。 羽生善治(将棋棋士、初の7タイトル独占を達成、2019-06-04 公式戦通算、歴代1位の1434勝を達成)